ローンを組むのははじめての経験だから慎重になる、という人は多いものです。しかし、慎重になりすぎても、話は始まりません。万一、借金を返せなくなってもいいのです。「返さない」のはまずいですが、「返せない」のは違法ではありません。そう考えて、ときには気楽にいきましょう。もし、ローンの返済が滞りそうになったときには、事前に金融機関に相談に行きましょう。事後はいけません。天と地の差があります。そのほうが、期限までに払えなくて金融機関から催促されるよりも、はるかにましです。そして、払えるだけ払うという意思を示すのです。事前に担当者に話をしておけば、上司にも相談し、いざそうなったときでも、すんなり「減額交渉」に応じてくれます。かっこうわるいと思わずに、事前に相談に行く、これこそが交渉を有利に導く戦術なのです。それでもつらくなったら、今度は「返済条件の変更」を申し出てみましょう。たとえば、「金利だけ」とか「金利プラス1万円」とか、一定期間だけの返済額の低減を交渉してみましょう。そしてその期間内に、生活基盤を立て直すのです。
美容部員にとって職場異動が多いのもつらいところだ。本人の希望とは関係なく、あっちの百貨店こっちの百貨店へと飛ばされてしまう。こうした労働条件のハードさ、待遇の低さから退職者は後を絶たず、またヘッドハンティング以外で同業他社に転職すると不利な条件が待ち受けている。一からの出直しとなり、掃除や筆洗いなど雑務からスタートしなければならなくなるのだ。それでも仕事を続けるのは、彼いわく「人をキレイにする仕事は楽しいから」。ヘッドハンティングの可能性に賭けてカウンターに向かう美容部員たちの中から、固定客をつかみ、派遣された店の売り上げを伸ばし、ブランドの人気向上に貢献する、選ばれた美の伝道師が生まれていく。
子ども仲間への加入という社会的事実を前提にするなら、七歳は子どもにとって、もっとも重要な年になる。ちょうど幼年期から少年期への端境期の年齢にあたっており、七歳の祝いは全国的にいろいろとある。七つ子参りというのもその一つで、十一月十五日になると、七歳の子が親に連れられて氏神参りをする地域が多かった。この日からヒモトキと称して、帯をしめた一人前の着物を着られるようになった。それまでは紐をつけた幼児の着物だったから、帯をきちんとしめるのは子ども心にも印象深いものがあったろう。七つになって氏神に挨拶した後、家に戻ってから近所の家々を七軒まわり、雑炊をご馳走になるという習俗が、かつて鹿児島県下にあった。これを七軒雑炊といった。雑炊とかお粥には、米の呪力があり、七歳になった子どもが社会にいよいよ歩みだすにあたって、各家から合力をうけるというのが、この行事の原理なのである。