エンジンを始動させるには、他の外力を使って、ピストンを上下させる(クランクシャフトを回転させる)必要があります。この、始動時にピストンを上下させるためには、スターターモーター(セルモーター)の力を借りなければなりません。スターターモーターは、エンジンを始動させるのに必要な回転数とトルクを備えている必要があります。回転数は、それぞれのエンジンによって異なりますが、ガソリンエンジンの場合は40〜60rpm(rpmは1分間の回転数)、ディーゼルエンジンは、80〜100rpmくらいは必要だといわれています。
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そして、気温が低くなるにしたがい、始動時のエンジン回転数を高くする必要が出てきます。次に、エンジンを回転させるトルクですが、スターターモーター本体のトルクは、ガソリンエンジンの場合、大きくても1・4?f−mくらいしかありません。しかし、エンジン本体は最低でも5?f−m以上のトルクを加えないと回転してくれません。にもかかわらずスターターは軽々とエンジンを回してしまいます。これは、スターター側の小さなギヤ(ピニオンギヤ)と、エンジン側の大きなギヤ(リングギヤ)の間で、トルクの増大作用が行なわれているからです。