暖房した室内に外の冷たい空気が少しずつでも入れば、室内に温度差ができ、対流が生まれ、当然いちばん下のリビングあたりに冷たい風が集まってきます。だからこそ、気密性能と断熱性能は徹底的に高めなければ、すべてがダメになってしまうわけです(窓の性能もかかわっています)。高レベルの気密性と断熱性を備えた家であれば、吹き抜け空間のマイナス面は起こりません。その快適性の保証がなければ、吹き抜け空間も意味がないわけです。
(参考)
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どこにお金をかけるかは、家を建てる人の哲学が最もよく現れるところです。そしてそれが、よい家を手に入れられるかどうかの分かれ目になります。いま駕籠に乗って東京から大阪まで行く人はいません。新幹線があるからです。進化しているものは利用して、原理原則として大切にしなければいけないものは、決して忘れたりないがしろにしない。気密、断熱、遮熱、換気といった大切な部分での進化は大いに利用して、吹き抜け空間という大事にすべきものを大事にする。こうして座標軸からぶれることなく家を建てることができれば、いつの時代になっても「家」は代々の子孫を温かく包み、また見守ってくれることでしょう。